感想


興福寺国宝展。
まず結論から言うと、非常に素晴らしかった。
今まで、「鎌倉の仏像が好きだ」と公言するのは少し抵抗があったんだけど、もう完璧にノックアウトされた。
俺は鎌倉の仏像が好きだ!


で、感想を。


館内に入ると、まずは曼荼羅と巻物が出迎えてくれた。
最初はいちいち見ようとしてたけど、やっぱり興味が無いものは見れない。
本当は曼荼羅にも興味があるけど、そこにあったのは法相曼荼羅とかなんとか。(すごいうろ覚えです)
うん、俺は両界曼荼羅のごちゃごちゃ加減が好きなんです。
同行してくれたKさんに「巻物とかはサラッと流していいですよね?」と聞いたところ、「うん」と即答。
お目当ては仏像のみ。


と、不意に横を見ると、吉祥天の倚像が。


うおー!
何度も本で見てた、デブ吉祥天!
二重アゴがたまらないんだよなー。


その奥には釈迦と四天王が。
ガラス越しなのがもったいないと思ったけど、すごいいい感じだった。
特に四天王の顔の色。
多聞天が真っ青な顔してたよ。


3階に上がってすぐに、無著と世親がいました。
もう、エレベーター降りたらすぐ見える。
「うわー何のありがたみもないなー」と思ったんだけど、それはこの後訪れる興奮への前フリにしかすぎなかった。


その後ろには、弥勒、四天王、梵天帝釈天十二神将と、もうパラダイス。


全部について書くともうそれはそれはすごい量になってしまうので、ここでは四天王について。


すごかった。
かっこよかった。
奴らに「死ね」って言われたら、もう急いで死ぬ。
特に多聞天に言われたら、2回死ぬ。
「わかりました!」って絶叫して2回死ぬ。
それぐらいのかっこよさなんです。
それと、踏まれてる邪鬼もすごいいい表情をしてて、ちょっと邪鬼をうらやましく思ったり。
かっこいい四天王の前に立つと、人間誰しもMになります。絶対に。



えーと、書いてる今もまた興奮が蘇ってきて、何が言いたいのかわからない文章になってます。
まあとにかく、みんな見に行け!ということです。
損はしないよ。